Sacrifice
護れなかった
あのヒトを
あのヒトの愛する人を
愛なんてコトバとてもじゃない解らないけど
それでもあのヒトはアイシテイタ
彼があのヒトをアイしたように
護れなかった
あのヒトを
あのヒトの心を
オレはニンゲンじゃないから感情なんて解らないけど
魂の輝きなら誰よりも解る
悪魔の嗅覚で
護りたかった
護れなかった
護りたくなかった
どうせお前はオレを見てはくれないんだろう
でも
護りたかった
どうせオレには関係ないのに
でも
これがアイとかいうやつか
そんなことはどうでも良い
なぁニンゲン
アイツが戻ってきたら
お前はまた笑ってくれるのか?
fin
→novel
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